
カード現金化業者は、すべてが適正な営業を行っているわけではありません。手続き時に入手できる住所やクレジットカード番号、パスワードなどの個人情報取得を目的にする悪質な業者も存在します。彼らは顧客リストを作成し、別の業者へ転売しているのです。
悪徳業者のなかには、闇金と手を組んでいたり、オレオレ詐欺やマルチ商法を働いていたグループが営業を行っていたりするケースもあります。こういった業者を利用してしまうと思わぬトラブルに巻き込まれてしまうこともあるのです。
現金化業者とは名ばかりの詐欺集団
個人情報が悪徳業者の手に渡ってしまうと、電話やDMを通じて、「再度利用しないか」と言う脅迫まがいの勧誘が来る事例も報告されています。また、利用した覚えのない現金化業者からの勧誘も増えると言われています。
さらに悪質なケースになると、現金化を利用していないにもかかわらず自分の銀行口座にお金が振り込まれる、いわゆる押し貸しが行われるケースもあります。悪徳業者がやっていることは、現金化ではなくヤミ金あるいは詐欺にあたる行動だと言えます。
企業情報がハッキリしている業者を選ぼう
優良な現金化業者かどうかを判断するには、運営しているWEBサイトを確認しましょう。「固定回線」「住所の明記」「高い換金率」の3点は、特に重点的にチェックすべきポイントです。
まず、電話番号は市外局番から住所を調べる役目があります。また、番号が登録されている住所とWEBサイト上の表示が一致していることも確認できるはずです。架空の事務所を掲載しているという可能性もあります。掲載されている電話番号が「090」から始まる業者は、「090金融」と呼ばれるほど、詐欺の典型的なパターン。後々トラブルになるリスクが高いですから控えるようにしましょう。
また、適正な現金化を行う業者の換金率は90%程度が相場となります。ただし、高い換金率でも、後から消費者にクレームをつけて換金率を下げようとする業者もいるので、途中で断っても構いません。また、極端に換金率が低い場合、不利になるため情報を記載しないことも考えられます。すべてにおいて情報開示が明確な企業を選ぶべきです。
カード現金化は短時間かつ、審査不要で簡単に現金が手に入る便利なサービスです。しかし、消費者のスキを狙う悪徳業者が営業しているケースもあります。企業情報が明確な業者に絞り込み、その中から換金率や入金までのスピードなどを比較するのが良いでしょう。