
近年さまざまな場所でカード現金化という言葉を目にするようになりました。こういった業者は2003年頃から登場していますが、現金化についてマイナスイメージを持っている方は少なくありません。
「クレジットカードの現金化は法律に触れるのではないか?」という考えがあるようです。このような考え方が広まった理由として、2011年に起こった悪徳業者の逮捕があります。
逮捕の理由は悪徳業者による出資法違反です。利用者が逮捕された訳ではありません。さらに、クレジットカードの現金化で利用者が逮捕されたケースは、これまで一度もないのです。
しかし、クレジットカードの現金化を考えているのであれば、過去に起こった事件を知っておきましょう。それによって悪徳業者に騙されずに済みます。
キャッシュバックの金額を著しく少なくしていた業者
出資法違反とは法定金利をはるかに上回る金利での融資を行うことです。逮捕された悪徳業者はどのような手口で、どれほどの金利に設定していたのでしょうか。
悪徳業者は利用者にクレジットカードで50万円のネックレスを買わせます。そして、悪徳業者はそのネックレスを40万円で買い取り現金化します。
利用者には当然クレジットカード会社から50万円の請求が来ます。40万円の現金を手にして50万円を支払わなければならないので、金利は12.5%。年で150%になります。これは法定金利よりはるかに高い数字です。これが出資法に違反したのです。
クレジットカードの現金化を行う業者は増加していますが、なかには利用者を騙そうとする悪徳業者も存在します。被害に遭わないために十分な知識を身につけましょう。
長期間運営しているなど、安心できる業者かどうか下調べを必ずしよう
優良なカード現金化業者を見つけるポイントとして、運営の長さがあります。長期間運営をしている業者は優良であることが多いようです。長い歴史を持っている業者は、それだけ信頼出来るサービスを行ってきたのです。
運営機関が分からない場合は、ネットの口コミサイトなどを利用すると良いでしょう。こういった場所では実際の利用者の声を知ることが出来ます。
現在はホームページに入力した個人情報を、ヤミ金業者などに転売する悪徳業者も登場しています。直接被害がなくとも詐欺行為をされている場合もあるので、利用する前に下調べを行っておきましょう。