
ここではカード現金化を実際に利用した人の体験談をご紹介しましょう。体験者はクレジットカードのショッピング枠でお金が手に入るということで、簡単で便利と軽い気持ちで利用したようです。
カード現金化に申し込んで、パソコンを数台、DVDレコーダーを数台購入して、合計70万円の支払いをクレジットカードで行いました。購入した商品はカード現金化業者の事務所宛てに配送するようにいわれ、その通りに購入した販売店で事務所宛てに発送手続きを行いました。
商品を購入するカード現金化では、商品を業者宛てに発送することはよくあります。そうでなければ、商品が後日自宅に届けられるか、購入した商品は自分で持ち帰ってきて、持ち帰ってきた商品や届いた商品を自分で業者宛てに発送します。
キャッシュバックがなく担当者につながらないなど怪しい対応に気付く
体験者はその後しばらくしても振り込みがないため、カード現金化業者に連絡をしても、「担当者がいない」とか「審査機関に行っている」などと理由を付けられてつながりません。
慌てて販売店に確認すると、キャンセルはできるとのことですが、商品は手元にないため手続きをすることができません。配送手続きをしていたため、販売店から直接配送することになっており、商品が発送された後ではキャンセルはできないでしょう。
とはいっても、振り込みもなく連絡も取れない業者の対応は悪徳業者に違いないと感じていました。しかし、カード現金化のトラブルでカード会社に連絡することはできません。規約違反に当たるカード現金化がバレてしまうと、クレジットカードを解約させられるだけです。
もちろん、販売店がキャンセルに応じるのは、商品が未使用の状態である場合に限られます。商品が配送されて業者に届けられていたら、すでに開封されたとみなされ、未使用と判断されないこともあります。
地震の影響で配送が遅れたことで無事にキャンセル手続きが完了
体験者は販売店に連絡をして配送が行われたかを確認してもらいました。すると、たまたま地震があったことから、運良く地震の影響で配送が遅れていて商品はまだ業者に届いていませんでした。そこで商品の配送をキャンセルすることができました。そして無事にカード決済のキャンセルもすることができ、無事にキャンセル手続きが完了しました。
その後、カード現金化業者から何度も電話がかかってきました。勤務先にまで電話が入り、脅しのような電話もありました。自宅や携帯電話は着信拒否にしました。
運良く地震のおかげで難を逃れた体験談は、悪徳業者の対応がよくわかりますね。カード現金化は、何かトラブルがあった時にもカード会社に連絡することができませんので、十分に注意する必要があります。