
貸金業者は、貸金業法という法律によって、営業を行う場合には、国へ届け出を行ったうえで認可を得なければなりません。この登録制度を無視して無登録で営業を続ける場合には「ヤミ金」業者と認定されます。
2015年7月に逮捕されたのは、このように無登録で貸金業を営んでいたとされる福井県の業者。この業者は、無登録なだけではなく、法律で定められた金利を大幅に上回る利息を受け取った疑いもあり、貸金業法違反と出資法違反の容疑に問われていることが報道されています。
さまざまなバックをもつヤミ金業者に注意しよう
ヤミ金業者は、消費者の弱みに付け込んでしつこく勧誘することで知られています。しかし、一口にヤミ金業者といっても、その組織の成り立ちにはいくつかの種類があります。詐欺グループが営んでいたり、もともと消費者金融を営んでいた会社が、法整備によってヤミ金指定を受けるようなケースもあります。
なかでも注意しなければならないのが、暴力団が運営を行っているような業者。こういった業者は、法律を無視した暴利を要求するのはもちろん、返済に関しても恐喝まがいの手法をとります。そのため、利用してしまうと心身ともに追い詰められてしまい、生活にも破滅的な状況を与えるとして、国からも注意喚起されています。
今回逮捕された業者は、暴力団組員が運営していたことが報道で明らかにされています。そのなかでは、顧客に対して何度も貸し付けを行っていたり、法律で定められた額を超える金額の貸し付け、利息回収を行っていたとのこと。くれぐれもこのような業者を利用してはなりません。
借りる相手を見極めてヤミ金を避けるようにしよう
生活の中で、思わぬトラブルに見舞われたり、急な出費が続いたりして、お金が足りない状況になってしまうこともあるでしょう。こういったケースでは、借金をするというのも一つの選択肢ですが、借りる相手にはくれぐれも注意。ヤミ金業者の利用は絶対に避けてください。
また、銀行や消費者金融といった貸金業者の審査に落ちてしまった方で、借金が必要な場合には、カード現金化を利用するのがおすすめです。審査がないうえに、利息もなく返済方法もクレジットカード払いと同じ感覚で、自身に合った方法を選択できるため便利。ヤミ金を利用するよりは、メリットが大きいサービスだといえるでしょう。